お知らせ, 活動記録

和歌山市環境保全型稲作グループの圃場見学会報告(その2)

(その1はコチラ>> https://ffpw.net/2025/08/01/fffpw-news_20250801/

今年も猛暑の夏でした。しかも今年は6月末頃に梅雨が明け、猛暑の日が9月下旬に入るまで続きました。台風は来ませんでした。雨量は和歌山市では非常に少なかったです。

このような天候で、和歌山市内の環境保全型稲作グループの圃場4か所(有機栽培、自然栽培、合鴨農法)の稲の生育はどうだったのでしょうか。早生の品種では稲刈りが始まっていた9月23日、駆け足で見て回りました。

まずは、有機認証を取得されている神谷憲次さんの圃場です。

稲刈り直前、美しくバター色に染まった稲の様子です。

今年は田植え前の2回代掻きが成功し、雑草がほとんど生えなかったと7月におっしゃっていた通り、全く雑草が見当たりませんでした。

次は自然栽培を行っている久保智和さんと堀内堀眞三夫さんの圃場へ伺いました。一部の田んぼは隣り合っておられます。

右と左では品種が違うようです。どちらも自然栽培です。

最後は合鴨農法を30年続けておられる貴志正幸さんの圃場です。

鴨の姿はもうどこにも見あたりません。穂が出て来ると鴨にお米を食べられてしまうため、鴨たちは圃場から引き上げられます。

このように、どの圃場も殆ど雑草が見られず、見事な実りを見せていました。

昨年は、稲刈りして籾摺りしてみると、見た目よりも米の量が少なかったという声が、他府県ばかりか和歌山でも聞かれました。実が付く頃の高気温(猛暑による異常気温)が影響したようです。

今年の実入りが良いことを願っています。